[本感想]金の角持つ子どもたち 藤岡陽子著[中学受験小説]

本紹介

金の角持つ子どもたち (集英社文庫(日本)) [ 藤岡 陽子 ]

価格:715円
(2025/3/10 09:51時点)
感想(8件)

最近中受関連の小説にも色々あることが分かりましたが、この本は
「明るい、中受に希望が持てる」系に分類されると思います。

ちなみに翼の翼 朝比奈あすか著 は「中受の現実を叩きつける」系で、こちらも素晴らしいです。

翼の翼 [ 朝比奈あすか ]

価格:1760円
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感想(4件)

以下、金の角持つ子どもたちの感想です!

小6からの中学受験の勉強スタート。
サッカーの選抜に落ちてしまい、「一番難しい学校に入りたい」と新たな目標を上げる。

家の経済的余裕もないことも、難聴の妹に負担をかけることも分かって塾に入れてもらう主人公の俊介。
成績が上がらなくても、睡眠不足で疲れていても一心不乱に勉強を続ける姿に心を打たれます。頑張っている人に周りは心を動かされますね。

俊介の周りの家族や塾講師の思いにも、感動します。

自分は過去、家族の犠牲になり高校中退させられた母。
息子が中学受験をしたいと聞いて、自分を否定されたと感じた高卒の父。
中学で勉強に躓き引きこもりになってしまった弟を持つ塾講師。

多方面から「勉強するとはどういうことか?」教えられた本でした。

中学受験を「偏差値の高い学校に入る」と漠然としたものと捉えるのは間違っているのかなと思いました。

子ども一人一人にとって「なぜ勉強するか?」の意味は違います。
でも必ず自分の意思があるはずですので、そこを大人は理解しサポートするのが役目だなと。

主人公の俊介は負けず嫌いで熱意がある子どもで、塾にもすごい熱量をもって取り組みます。
そんなエネルギーが高い子どもばかりじゃないんだよ、弱めな子どもは中学受験は取り組むべきじゃないの?と読んでいて思いがちですが、「勉強は大切、それぞれの目標があっての中学受験」そんなメッセージも他の登場人物を通して教えてもらえました。

中学受験を今まさに検討している人、中学受験の塾に通うお子さんを持つ人に是非おすすめ出来ます!!!
また小学校高学年くらいから理解できる内容なので、お子さんにもおすすめです。
色々考えるところが出てくると思います。


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