灘の入試問題に使われたということで気になっていた、
むこう岸 安田夏菜著 を読んだので感想です。
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格差の話です。
この話の格差は「中学受験できるくらいの環境、経済状況の家庭」と「生活保護を受けている家庭」です。
おそらく、小学生のうちにこのような小説を読む機会があるのはが比較的教育熱心な家庭が多いと思います。
主人公の一人の樹希のようなヤングケアラーには縁がないでしょう。
「母親や妹の世話をし、勉強する暇なく苦労している子どももいる…自分は恵まれてるのかもしれない」
「自分の置かれている環境が誰かにとっては普通というわけではないかもしれない」
そういった疑問を持つきっかけになるのかなと思いました。
またこの小説のテーマのひとつの「制度」。
自分に有利な制度を知っているか知らないかで生活が大きく変わってきます。
それは法律の中で生きる私達全員に当てはまることです。
恥ずかしながら、大人の私も制度について詳しくありません。
この小説を読んでいて、「私は自分に有利な制度を知っているか…?」とドキリとしました。
学生にとって制度を考える機会はそうそうないと思うので、一つの気づきになるのではないかと思います。
ここでは国の制度が出てきますが、
「学校の制度や受験の仕組み、資格の仕組み」を良く調べてみると、無理だと思っていた学校に行けたり、安価で留学出来たり、資格を取る方法が他にもあったり…ということが数え切れないほどあると思います。
最後は希望が見えてエンディングを迎えていました。
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